教育実習中、子どもたちに連絡先を聞かれたら/実習中のSNSの取り扱いについて

教育実習の最中に、子どもたちからLINEのIDをはじめとする連絡先や、Twitter等SNSのアカウントを聞かれることがあります。このことは、中学校や高校の生徒はもちろんのこと、小学校にいる児童もスマホやケータイを持っていることが多いため、初等免許を取得する方にとってもあり得ない出来事ではないと思います。

もし、「先生、LINEのID教えて!」「Twitterアカウント教えて!」と言われた時、あなたならどのように対応しますか?

そもそも児童や生徒に連絡先を教えたり交換するべきか

結論から言えば、「責任を持てないなら、連絡先の交換は断る」これに尽きます。

連絡先を交換してやりとりするだけで済むならば何も否定することはありませんし、教育上の根拠があって連絡先を教えたならば、まだ分かります。異性の生徒と連絡を頻繁にすることで、交際に至ることも別に構いません。ただ、もっとも僕がいけないと思うのは、生徒とやりとりをすることによって起こりうるトラブルや世間の目に怖気付くことです。

例えば、懸念されるトラブルの一つが保護者のクレームです。かりに、保護者が自分の子どもが実習生と連絡を取り合っていることに腹を立て、学校にクレームが入り、指導教諭や校長先生から怒られたとしましょう。その時、もし実習生が本気で生徒と友人関係を持ったり交際したいと思って連絡先を交換したなら、その旨を学校や保護者に伝えるべきです。逆に言えば、学校や保護者や世間の目を恐れているのに連絡先を交換して子どもたちとの関係を続けるなら、それは非常に無責任だと思います。

もし連絡を取り合うならば、単なる好奇心から連絡先を渡すのではなく、あくまで世間や学校の目は相当厳しいことを覚悟してから、連絡を取り合うべきでしょうね。

では、実際にTwitterなどのアカウントやLINEのIDなどを尋ねられたときには一体どのようにして断ればよいのでしょうか?




LINEのIDやSNSアカウントを尋ねられた際の断り方

基本的には児童や生徒たちにガッカリさせたり強いショックを与えたりしないような対応をしましょう。僕がオススメする方法は、2つです。

1つ目の方法ですが、依存度が強くなさそうな子どもには、ヒミツ☆と返してあげましょう。

恐らく「えー!」という反応が返ってくるだけで、強いショックを与えずに済みます。ちょっと冗談交じりで可愛げのある感じで言うのが、ポイントです。

2つ目の方法ですが、ちょっとデリケートな子に対してLINEとかSNSでコミュニケーション取るより、直接話したいからと優しく言ってあげましょう。

多くの男子児童・生徒や依存度の低い子どもならば、「ヒミツ♪」と言うだけで支障はないでしょう。問題は、依存度の高そうな生徒への返事です。特に自分を見て欲しいという思いの強い生徒に「連絡先を教えられない」と答えてしまうと、ショックを与えたり見向きされなくなることがあります。すると、今後の生徒理解や指導に影響することもあります(余談ですが、こういった自意識の強い生徒は女子に多い、と現場の先生がおっしゃっていました)。

一方、「SNSを使わずにあなたと直接話したいから」と言う方法なら、そっぽを向かせたりショックを与えることなく、その子との関係を続けることができます。ただ、いつかはそういった依存を生む発想を脱出させてあげたいものですけどね。

ちなみに「LINEをやっていない」という返事は非常にウソくさく、この言葉で児童や生徒たちを騙すことはまず不可能だと思われます。また、連絡先を尋ねられた後に「後で教えるから」と返事をしてその場をやり過ごす方法も、最終的に「結局連絡先を教えてもらえなかった」「嘘をつかれた」などと思われ、不信感を持たれる可能性が高いでしょう。

TwitterやFacebookなど、SNSには必ず鍵を

上記に付随して、教育実習中のSNSの取り扱いにも注意しましょう。

まず、子どもたちからSNSのアカウントを特定されないための予防策として、Twitterには鍵をかけておき、Facebookでは公開範囲を限定しておきましょう。

Facebookは匿名性が低いため、生徒たちからは間違いなくアカウントを探されます。また、Twitterアカウントを生徒から特定される事例は、毎年必ずどこかの大学生が経験しています。子どもたちの検索能力を、決して侮ってはいけません。

また、実習校や子どもたちに関する愚痴を書き込むのは、あってはならないことです。また、子どもたちの名前を書き込んだり、子どもたちの顔写真や名前入りの色紙を写すのもプライバシーの侵害にあたります。摘発次第では注意を受けるに止まらず、罰則が伴う可能性もあります。SNSに教育実習に関する書き込みをする際には、十分注意して下さい。




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