三週間の教育実習が終了!その感想を書きます

こんにちは、Homerです。

先日教育実習を終えましたが、教育実習で何をしたのか、何を学ぶことができたのかをできる限りでレポートします。

実習内容

私の場合、中学校で英語科の先生として教育実習をしました。期間は3週間で授業は英語25回と道徳1回の計26回行いました。その中で、研究授業(実習生による、先生方へ公開する授業)も1度行いました。それから、朝の会や帰りの会に加え、学年集会等で生徒たちの前で話す機会もいただきました。

ほかは授業の観察をしたり、講話を聞いたり、部活動の指導をしたり、といったところでしょうか。




教育実習生の1日の生活

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中学校の1日の流れはこんな感じ。

7:45 出勤。早い日であれば7:30に出勤することもありますが、この時点で多くの先生方が職員室にいらっしゃいました。
8:15 職員朝会および制度上の勤務開始時間。ここで先生方同士の連絡事項を伝え合います。
8:25 朝の会。実習生も学級に入り、一言コメントしたり、連絡事項を伝えたりします。
8:40 授業開始。実習生は原則として、自分の専門教科の授業を見学しなければなりません。一定期間先生の授業を見学したあとは、実習生が授業を行います。空いた時間は授業の準備をします。先生方からのご講話を拝聴することもあります。
12:30 給食。待ちに待った給食の時間ですが、先生からすると給食も指導の一環です。食事のマナーをはじめ、生徒がもつアレルギーにも注意が必要です。実習生は、生徒や先生の様子を見ていなければなりません。
13:05 昼休み。学校によりますが、教室にいて生徒の様子を見ている先生方もいらっしゃいます。
13:30 午後の授業。特に座学の場合、多くの生徒が眠そうです。
15:20 帰りの会。実習生の場合、朝の会のときと基本的にすることは一緒です。
15:30 清掃。生徒の様子を観察したり、一緒に掃除をします。
15:55 部活動。部活を見学したり、一緒に参加します。僕の場合、吹奏楽部を見学して一緒に演奏しました。
16:45 制度上の退勤時間。しかし、まだまだ部活動が続きます。
17:30 下校時間。先生方が生徒下校時の見回りは行いますが、実習生は行いません。この間、学級日誌や生徒たちの学習の記録にコメントを書いたりします。
17:50 必要に応じ、実習担当の先生と打ち合わせや授業のフィードバックをします。
18:00 退勤。上記の打ち合わせが長引いた場合は、退勤時間が20:00や21:00まで長引くことも。

帰宅したのちも、実習の日誌を記入するほか指導案という授業の構想が書かれた文書の作成をしたり、授業の練習を行ったりします。

帰宅後の準備が遅くまでかかると、ほとんど眠れないことも。ちなみに僕の場合、幸いにも毎晩の睡眠時間を5〜6時間ほど確保できました。

うれしかったこと

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まず、生徒たちと関わる時間は幸せでした。僕以外のもう一人の実習生が体育系爽やかイケメンだったので、おもに男子が寄ってきました。僕はといえば文化系ナヨナヨヒゲメンなので、女子と話す機会が多かったです。体育系の女子からは、よくいじられましたね。

そして、僕はあまり褒められるような人間ではないのですが、唯一褒められたのは、全体に向けた実習最終日の別れ際の挨拶文でした。原稿を用意し、職員室から放送で全校にメッセージを伝えたのですが、これを聞いた校長先生からまさかの太鼓判をいただきました。

しんどかったこと

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個人的にしんどかったのは、授業と実習生用の日誌の作成ですね。

授業についてですが、授業であまりいい振る舞いができなかったり、生徒たちの反応が悪いのがつらい。

僕は2年生の授業を担当しましたが、クラス数は3つだった為、1つの授業を3回クラスごとにするわけです。2、3回目の授業をするクラスでは実習生パワーで生徒の関心を集められるため比較的うまくいくのですが、はじめて行う授業では、何かしらやらかす。中にはひどい授業をしたこともありました。そうして授業が失敗した時に、僕の指導を担当している先生が仲良く生徒と話す姿を見る。これが、心底つらいわけです。

次に日誌についてですが、毎日書くごとに書ける内容がどんどんなくなり、書けなくなっていくのがしんどいですね。それだけ僕の洞察力に乏しい証拠ですが…。実習前半は新しい発見も多く、書くネタができるのですが、後半はそうもいきません。日に日に文章力も中身も劣っていく一方でした。

先生はすごい

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一見何気なくこなしているように見える先生方の授業ですが、特に自分が拙い授業をすると、先生方が日々授業をスムーズにやることにどれだけの苦労を重ねたのか、実感することができます。

そして何より特筆すべきは、先生方の連携ぶりでしょう。職員室では先生方同士で密に打ち合わせており、必要な指導をするために生徒の情報を共有する姿を何度も見ることができました。例えば問題が起こった時には、どの生徒がどこで何をしたのか、という事実を些細なことでも必ず共有します。

私が見た中で「この方はプロだなあ」と感じたのは、養護教諭でした。いわゆる保健室の先生です。障害や症状の名前と特徴はもちろん、場合により生徒の家庭の様子も把握せねばならない立場です。

担任の先生とのコミュニケーションを密にとって生徒の情報を共有するのはもちろん、日々の栄養指導や健康に関する指導をしたり、個々の生徒の顔と名前やその症状や保健室利用の頻度を把握しておきます。その保健の先生は、生徒の被虐待を発見したことが何度かあったとか。

曰く、あまり保健室に来ることのない生徒はスムーズに学校生活を送れていることが多い、とのことでした。




中学校教員の労働はやっぱりブラック

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勤務内容を詳しく見ることはできませんでしたが、勤務時間だけを見ても教職はやはりブラックです。

平日の勤務時間でさえ、長かった。私の実習校での勤務は通常16時45分までとされていましたが、定時で帰るのは事務の方のみでした。18時前になると、ようやく身支度をする先生方がちらほら見えました。一方、20時頃まで勤務している方を4名ほど確認できました。

研究授業の前日は、指導案の作成のために21時過ぎまで担当の先生を付き合わせてしまいました。この日の残業の原因は、あからさまに僕でした。申し訳ねえ…

土日の部活動が朝っぱらから行われていることから鑑みれば、労働時間がかなり超過していることは間違いありません。でも、僕の実習先の場合、勤務時間なんぞ念頭になく、好きで日々の勤務をしている先生方が多そうでした。

実は、実習の中で教員の労働問題(部活動などによって教員の労働時間が増えすぎている問題)について関心のある先生を一人発見しました。その方は家族もいらっしゃるので、家庭の時間を十分に確保するためにも勤務時間にはシビアでありたいとのことでした。

そしてその先生とは別に、労働法教育について関心のある学年主任の先生もいらっしゃいました。その方は持ち帰りを含めると、残業時間が180時間をゆうに超えるそうです。

看過できない学校への疑問

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ブラックな勤務形態に加え、個人的にまずいと思ったのが先生用の道徳の解説書が洗脳書になっていることです

一度道徳の授業をする機会をいただいたのですが、先生用の教科書の中身を見てみると同情を誘って責任感を高めるような指導を煽っていたり、「やっぱ正義が大事っしょ!」という前提で解説が組まれていたりするわけです。これらは「べき論」の押し付けであり、先生が道徳で一番やってはいけないことなのでは?と思うわけです。

むしろ道徳で生徒が必要なのは、善い悪いにかかわらず人間がなしうるすべての行動や感情に着目してもらい、その上で自分はどうありたいかを考える機会ではないでしょうか。

加えて、あまりやってほしくないと感じたのが職業体験活動。たとえば、ある生徒の職業体験の目的は、「世の中の厳しさを知る」と設定されていました。

恐らくこの生徒は、世の中の厳しさを目の当たりにし、受け入れる準備をしようとしているのでしょう。…やめて!!これじゃこの子たちがブラックな職場に入った時に死んでしまう!!

しまいには、企業の人の「夜遅くまで働くので、体力と忍耐力があるといい」というコメントを別の生徒がまとめていたのを見て、もう、ね。

個人的には、世間の厳しさよりも労働法やサービス残業の問題点を取り上げたほうが身を守れるし、ブラック企業を助長する風潮や制度に疑問をもつことができるようになると思うわけです。

まとめ

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総じて、とても楽しくやらせていただいたと思います。担当の先生も理不尽に責めたり叱ったりする方ではなかったことと、教室・職員室の雰囲気がよかったこともあり、なんとか乗り切れました。

担当の先生方も、僕のことを優しく見守ってくださいました。また、指導者としてはいけないのかもしれませんが、生徒たちにも多くを支えてもらいました。周囲の友人によれば、先生に囲い込みにされて叱られたという実習生のエピソードも聞き、なおさら自分の実習先は恵まれていたように思います。

執筆時点では大学の後期課程の最中ですが、一番しんどい科目である教育実習を終えることができたため、あとは気楽に大学に通えます。

今年度いっぱいで無事、大学を卒業したいですね。

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