先生方の授業のここに注目!教育実習での授業観察のポイント

大抵の教育実習先では、少なくともはじめの数日に授業観察を挟んでから、教科指導(教育実習生による授業)に入ります。

学校ごとに観察する授業は異なっており、

・初等教育(小学校)の場合はすべての教科の授業の観察
・中等教育(中学校・高校)の場合、自分の専門の教科の授業の観察

をそれぞれ行います。

授業観察で与えられる時間を無駄にしないために、観察すべきポイントを以下に示します。




大まかな観察のポイント

担当教諭の授業を見る場合、原則として以下に気をつけます。

  1. 授業の組み立てや流れがどうなっているか
  2. 発問のしかた
  3. 児童生徒の反応の活かし方
  4. 先生の立ち振る舞い

以下に詳しく解説します。

1. 授業の組み立てや流れがどうなっているか

授業には必ずねらいや目標があります。例えば、英語でいえば「ライティングの能力を高めさせたい」「イギリスに関する知識や文化を広めさせたい」といったものですね。こういったねらいを達成する為に、授業が組み立てられているはずです。授業の流れはできるだけメモし、生徒がそのねらいに向かって達成できている様子を観察しましょう。

もし授業のねらいが把握できなかった場合は、担当教諭の先生にどのようなねらいを設定したのかを尋ねてみるとよいかもしれません。

2. 発問のしかた

教科指導における「発問」とは、「授業の目標の達成を促すための問いかけ」であり、通常の「質問」とは異なり、ある程度特定の生徒の反応が来ることを想定します。

では、良い発問とはどのようなものでしょうか。例えば、宮城県公式HPに掲載されている資料によれば、良い発問は「考えをゆさぶる質問」「多様な考えを引き出す質問」「端的な表現を吟味した質問」とされています。こういった指標に即して、自分ならどのような発問を行うかを考えながら授業を観察しましょう。

3. 児童生徒の反応の活かし方

まず、生徒の反応に対して先生がどのようなコメントを残しているのかを確認し、それが生徒にどんなポジティブな影響を与えているのか、確認しましょう。その上で、自分がされて嬉しいコメントや学習の意欲が高まりそうなコメントを、真似したり想像してみましょう。

加えて、先生がピックアップした児童生徒の反応が、授業にどのような効果をもたらしているのかを確認しましょう。分かりやすい例が帰納法です。授業における帰納法の活用法として、児童生徒が知っている事実を発表してもらい、そこから1つの法則を導き出すというやり方があります。この場合、児童生徒たちの知見と学習とのつながりが実感できるという効果を得られる可能性が高まります。

以上のように、担当教諭の先生のしているコメントの効果に加え、生徒のコメントが授業にどのように活きているのかを観察してみましょう。

4. 先生の立ち振る舞い

立ち振る舞い…具体的に言えば、先生の声の質、動作、表情等、そういったものが児童生徒にどのように影響するのかを観察します。一見すると「この先生の所作のどの点を活かせばよいのだろう?」と思えるような授業でも、徐々にその先生の授業の良さが理解できるようになるかもしれません。後から先生の振る舞いの特徴を振り返られるよう、特徴をメモするなり頭の中でまとめておくといいでしょう。

こういった点に十分注意しつつ、自分の教科指導への準備につなげられると良いですね。




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