銀山温泉の宿「酒田屋旅館」に泊まったので、レビュー!

銀山温泉・酒田屋旅館に行ってきました

銀山温泉は、山形県尾花沢市にある小さな温泉街です。その歴史は明治時代にまで遡り現在に至りますが、大正時代を思わせる景観ゆえ、東北の温泉のなかでもトップクラスの人気を誇ります。なかでも、ガス燈に照らされた銀山温泉の雪景色は絶景です。どうやら、NHKドラマ『おしん』で一躍有名になったようですね。現在、公式サイトで紹介されているだけで12箇所の宿があります。

銀山温泉の宿は全体的に相場が高く、多くの宿で平日1泊あたり1万4千円越えが確実かと思います。

僕が銀山温泉を予約しようとすると、大手旅行サイト・雑誌で頻繁に取り上げられる能登屋旅館さん、古山閣さん、古勢起屋別館さん等のメジャーどころが既に予約いっぱいだったので、たまたま空きがあった酒田屋旅館さんに宿泊することにしました。のちに判明しましたが、そういったお宿は外国からのツアー客でいっぱいだったので、酒田屋旅館さんに泊まれてラッキーだったな、と思います。

以下に、酒田屋旅館について書き記しますが、「レビュー」というとなんだか上から目線なイメージがあるため、個人的な旅の記録として書き留めておきます。

宿泊を検討している方向けのアドバイスは、こちら(同ページ内下部にジャンプ)に記載されているので、参照してみてください。

出発〜チェックインまで

仙台駅で彼女と待ち合わせ、事前に予約していたレンタカーを借りに行きます。今回お世話になったのは、バジェットレンタカーさんでした。軽自動車を24時間レンタルしましたが、ネットの割引と初回割引クーポン併用で4,000円ちょっとで借りることができました。当日貸し出されたのは、DAYSでした(写真は2日目に撮影したものです)。車のない僕ですが、そのうちこういう軽が欲しいものです。

仙台から車を走らせること約2時間、ついに銀山温泉の付近へ辿りつきました。道中に酒田屋旅館さん専用の駐車場があり、そこから徒歩4分ほど歩くと、旅館の看板が見えてきます(宿のご主人によると、電話でお願いすれば駐車場から宿の前まで車で送ってくださるようです)。

扉を開けて中へ入ると、旅館独特のいい匂いがします。靴を脱いで間もなく、宿のご主人と女将さんが迎えてくださいました。宿帳へ記入を済ませると、部屋に続くエレベーターへと案内されました。

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部屋にて

僕が宿泊した部屋は4階にある6畳ほどの部屋で、銀山温泉の街並みが並ぶ川側に位置していました。2人で過ごすにはちょうどいい大きさです。

部屋の内部の写真掲載は遠慮しますが、トイレや洗面所を含め、とても綺麗でした。トイレは水洗でしたが、ウォシュレットはなし。どこかのブログで「部屋のトイレはウォシュレットあり」と書かれていましたが、僕の泊まった部屋は違うようです。

川は、窓を開けてベランダから下を覗くと見えます。こんな感じ。部屋の中まで、川の音が轟々と鳴り響きます。

入室すると、女将さんがお茶を入れてくださったのち、食事や入浴等の案内をしてくださいました。退室してから、部屋に備え付けられたおまんじゅうをいただきます(撮影し忘れた…!)。

旅行サイトにも書かれていますが、アメニティは歯ブラシやドライヤー、タオル、浴衣などの最低限のモノが用意されています。

温泉街を散策・酒の買い出し

16時半頃。

部屋に荷物を置いて街を探索することにしました。天候は、あいにくの雨でした。

酒田屋旅館さんの目の前には、足湯があります。この時は悪天のため、利用する人がいませんでした。

このように、昭和以前を思わせる景観になっています。条例により、自販機等も景観を損なわない色が使われていました。

ついでに、旅館隣の売店にてお酒を購入します。折角なのでいい酒を買おうと思い、僕は六歌仙製造の「手間暇」という比較的辛めの日本酒を購入。日本酒が苦手な彼女にはきついようでしたが、辛口の割にアルコール臭さが一切なく、スッと喉を通ります。

一方彼女は、高畠ワイナリー製造の「嘉(よし)」という銘柄を購入。アルコールが強い割にはブドウの甘みがあるため、少しアルコール分の入ったぶどうドリンクのような感覚で飲めました。

風呂

17時半頃、入浴タイムです。

浴室の写真は撮影していません。内装が気になる方は、お風呂の画像のある以下のリンクより確認してみてください。

銀山温泉 酒田屋 写真・動画(楽天トラベル公式サイト)

お部屋で女将さんからなされた入浴の案内では、「お風呂は、浴槽の下の方にぬるいお湯があるので、よくかき混ぜてからお入りください。」と事前に忠告されていました。

早速脱衣所で服を脱ぎ、浴室へ入ります。

体をシャワーで流し、いざ浴槽へ足を伸ばします。ところが、

あっつ!!

「風呂がとにかく熱い」とレビューで書かれていましたが、まさかここまでとは。

とりあえず女将さんの案内通り、お湯をかき混ぜることにしました。浴槽手前に2つあったケロリン桶のうちの1つを片手に取り、気合を入れてかき混ぜます。

バッシャ!!バッシャ!!バッシャ!!

気を取り直して、再入浴。すると、足を入れた瞬間だけ少し熱いと感じるくらいで、肩まで浸かると全然熱くありません。むしろ、ぬるいくらいでした。どうやら、源泉が浴槽のお湯の表面を流れており、水が下層に溜まっていたようです。

浸かること、約20分。

風呂上がりに気づいたのですが、お肌がしっとりしていました。さすが源泉かけ流し。嬉しくなり、2日目の朝も入浴しました。

夕食

18時頃、夕食。

夕食の内容は、こんな感じです。食前酒、山菜の胡麻和え、天ぷら、蕎麦、米沢牛の鍋、鮎の塩焼き、真鯛の刺身、お吸い物、ごはん(こしひかり)等。

加えて、予約特典で山形の地ビールをいただきました。注いだ際に気づいたのですが、これはドイツ由来の「ミュンヒナー」という黒ビールなんですね。

以下の商品のラベルは僕の写真のラベルと異なりますが、中身は同じであるようです。

夜景・酒

19時頃。

依然として雨が降っていたのですが、銀山の夜景を臨むべく出かけることにしました。

銀山温泉はガス灯の灯った夜景が美しいことで有名ですが、雨の銀山もまた趣があります。一応写真を載せますが、撮影はド下手なのでご了承ください。

銀山温泉にある多くの宿では、夜の銀山を楽しむためにウインドブレーカーと長靴を無料で貸し出しているそうです。酒田屋旅館さんでも同様に、貸し出していました。

これが、酒田屋旅館さんの玄関です。

寒くなってきたので部屋に戻り、先ほど購入した酒を嗜みます。

…しばらく酒を楽しんでいると眠くなってしまい、23時には就寝しました。

朝食

7時頃、起床。旅館周辺は、雪を被っていました。写真は、朝の銀山です。

7時半、朝食。

宴会場らしき畳のこじんまりとした部屋に、僕らや他の宿泊客の朝食が並べられていました。

朝食のメニューはご覧の通り。小魚が可愛いですね。至って普通の朝食に見えますが、豆腐が絶品でした。

チェックアウト〜帰路へ

レンタカーの返却が差し迫っていたため、10時チェックアウトのところ、9時半には退出することにしました。ご主人が気を利かせて、僕らをハイゼットで駐車場まで送ってくださいました。その際に女将さんが手を降って、ハイゼットに乗った僕らを見送ってくださいました。さらにさらに、ご主人がレンタカーに積もった雪まで下ろしてくださいました。まさに、至れり尽くせりです。申し訳ない…

銀山温泉の街を出る前に、ドライブのお供に何か欲しいと思い、「山形代表」というブランドのジュースを購入しておりました。

「山形代表」は無添加果汁100%のジュースで、果汁そのものの味がします。多くのフルーツジュースには、果汁に強いフレーバーや多量の糖が加えられます。不二家の「ネクターピーチ」や「バヤリース」を想像すると分かりやすいかもしれません。しかし、山形代表にはそういった糖やフレーバーが一切なく、果汁そのものの味が楽しめます(彼女は、ネクターピーチを「桃味味」、山形代表を「桃味」と表現していました)。

帰り道の道路にて。中央線からお湯が噴出していました。これは温泉なのか、はたまたただのお湯なのか…。どうやら融雪剤のかわりに、このお湯を使っているようです。雪が降らなければ見ることができなかった光景でした。

12時半頃。仙台にてレンタカーに車を返し、旅が終了。

ぜいたくな時間でした。

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酒田屋旅館に宿泊を検討している方のために

酒田屋旅館さんに宿泊を検討している方・これからする予定の方のために、いくつか注意点を挙げます。

まず、アメニティが最低限しかありません。浴衣やドライヤー、ハブラシ・タオルは部屋に用意されていましたが、くしや髭剃りをはじめ、浴場で洗顔するための石鹸や化粧水等もありませんでした。これらのアメニティが必要な場合は、持参したほうがよいかと思います。

あと、部屋の温度や湿度などが管理しにくいと思います。部屋にはストーブが1台ありますが冷房があるかどうかは不明で、加湿器や除湿機等の貸し出し等のサービスがあるかどうかも定かではありません。そもそもの部屋のサービスが最低限であることに鑑みても、加湿器等は借りられない可能性が高いと予測します。

また、別のブログサイトにて「部屋の洋式トイレにはウォシュレットがある」と書かれていましたが、実際には僕の泊まった4階のお部屋にはウォシュレット付きのトイレがなく、清潔な水洗の洋式トイレでした。2階にあった共用のトイレも、男性用は少し古い和式トイレ、女性用はウォシュレットなしの水洗の洋式トイレだったようです(執筆時点)。

個人的に懸念するのは、セキュリティの問題です。部屋にも浴場にも金庫のようなものはありません。そもそも旅館に部屋が8室しかないので、犯人の特定がしやすいのもあるかと思います。心配な方は、部屋に貴重品を置いて鍵を閉め、従業員のどなたかに部屋の鍵を預けるとよいと思います。

最後に、買い出しについて。これは銀山温泉全体に言えますが、周辺にスーパーやコンビニのような場所がありません。事前にコンビニ等で買い物をすませるか、尾花沢市内のスーパーやコンビニを探して買っておくべきかと思います。一応の売り場は温泉街の中にもありますが、品物の種類は限られます。ワイン含め地酒は豊富に取り扱われています。

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